パチスロ爆裂時代を彩る名脇役

脇役の存在

素晴らしい映画では主役ばかりでは話に膨らみは出来ず、必ず主役に彩りを添える優れた脇役の存在があります。
2001年パチスロ激動の年、世間では『爆裂機』全盛時代へと突入していました。
獣王・コンチ4X・サラリーマン金太郎と主役級の活躍は過去にも書きましたが、一歩及ばず主役になれなかった名脇役の台を今回はご紹介したいと思います。

バクチョウ

昨今では『バジリスク』などの台で有名なメーシーから2001年9月に発売された爆裂AT機。

1ゲーム当たり10枚前後獲得できるAT機能「イレグイタイム（IT）」を搭載し、ボーナス→IT→ボーナス・・・と一気に大量にメダル獲得が期待出来る台でした。

当時流行り出した液晶画面もついて、これはホールの新たな主役登場か！？と期待はしてたんですが、現役続行中の獣王や直前に発売されたコンチ4Xの牙城は崩すことが出来ず、しばらくするとバエラエティコーナーに移動しておりました。
登場時期さえずれていれば主役の一角を担えたはずでしたが、残念ながら脇役のまま終わってしまった不遇の台。

余談ですが後に同じような演出でAT機能を外した『イレグイ』という台が発売され、設定看破のしやすさやビタ押し攻略時の機械割の高さで一部玄人に愛される台となって帰ってきました。

サンダーV２

こちらもバクチョウと同じメーシーから2001年暮れの12月に発売したAT機。
往年の名作『サンダーV』の後継機として発売された。

サンダーVのボーナス感覚とサイバードラゴンのAT機能の良いとこどりということで発売された台だった。

AT機としては当たりやすいボーナス確率、ボーナス確率の割には当たりやすいAT機能という二刀流機であったが、結果としてはどちらも中途半端な形となってしまい売れ行きはイマイチであった。

私個人の思い出としては、搭載されている天井がエゲつなくBIG間3600ゲームでAT100連（万枚コース）が確定するというもの。
あと20G・・・！！というところで当たってしまったあの切なさとやるせなさ、今でも思い出すと苦笑いが出るいい思い出です。